2022年 夏の聖書セミナー 「アバが私の神」聖書研究 2(第3日目)

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音声・礼拝メッセージ(MP3): 
2022年 夏の聖書セミナー 「アバが私の神」聖書研究 2(第3日目)
2022年8月2日 (火曜日)

メッセージ:浅井 導 牧師

収録時間:1時間半

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いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである(ヨハネ1:18)。

このみことばによれば、キリストが地上に来られる以前には、誰も父なる神を知らなかったということです。キリストはその父を初めて人類に紹介されました。ヨハネは同じ章で次のように言っています。

しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求(意志)や人の意欲(意志)によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである(12-13節)。

人がその両親から生まれた子であることが生物学上の現実であるように、あなたが神様と持つ霊的な関係も現実です。あなたがあなたの両親の子であることは、あなたが親から受け継いだ遺伝子(DNA)がそれを証明しています。同様に、あなたが神の子どもであることも、何かの霊的な本質によって証明されるはずです。上のみことばでは、この本質を「神の子どもとされる特権(権威)」と呼び、それが、地上での生物学的な「血」「肉」「人」のレベルのものでなく、「神によって生まれた」という本質であると言っています。次のみことばもあります。

父はみこころのままに、真理のことばをもって私たちをお生みになりました。私たちを、いわば被造物の初穂にするためなのです(ヤコブ1:18)。

「私たちをお生みになりました(apokueo)」とは、胎に宿った子を産むことを意味します。それが「真理のことばをもって」起きたと言っています。事実、聖書は、すべての生き物や被造物が、ことばなるキリストにあって創造され、彼によって保たれていることを語っています。

なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。… 御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています(コロサイ1:16-17)。

信者であっても、父なる存在が単なる抽象的な考えにしか過ぎず、創造主である神様が自分の「アバ」であることを知らずに生活している人が多いです。「アバ」とは、「パパ」とか、「お父さん」と呼ぶ存在のことです。キリストを信じるあなたの中には、その「アバ」から受け継いだ霊的なDNAが埋め込まれており、そのDNAには、あなたがどのように成長し、キリストのからだの一つの器官として、あなたが父から受けた召しに従ってその役目を果たすようになるための無数の情報が組み込まれています。ぜひ、「アバ」があなたの父であることをしっかりと知り、その子として、あなたに与えられた召しを果たして行きますように。

そして、あなたがたは子であるゆえに、神は「アバ、父」と呼ぶ、御子の御霊を、私たちの心に遣わしてくださいました(ガラテヤ4:6)